大判例

20世紀の現憲法下の裁判例を掲載しています。

最高裁判所第二小法廷 昭和29(あ)3853 判決

主 文

本件上告を棄却する。

理 由

弁護人高橋万五郎の上告趣意第一点は、被告人に対し証人尋問に要した訴訟費用

の負担を命じた裁判の違憲を主張するが、かかる裁判が憲法三七条二項に違反する

ものでないことは、当裁判所判例の示すところであつて、論旨は理由がない(昭和

二三年(れ)三一六号、同年一二月二七日大法廷判決、刑集二巻一四号一九三四頁

参照)。その他の上告趣意は事実誤認、量刑不当の主張であつて、刑訴四〇五条の

上告理由に当らない。また記録を調べても同四一一条を適用すべきものとは認めら

れない。

よつて同四〇八条により裁判官全員一致の意見で主文のとおり判決する。

昭和三〇年三月一八日

最高裁判所第二小法廷

裁判長裁判官 栗 山 茂

裁判官 小 谷 勝 重

裁判官 藤 田 八 郎

裁判官 谷 村 唯 一 郎

裁判官 池 田 克

- 1 -

自由と民主主義を守るため、ウクライナ軍に支援を!